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手作り甲冑33 鬼が溜まる(?)胸板をつけます。

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・・・さて、拙著11作めの「寄生難民」完成後、原稿執筆やらなんやらで忙しくなってしまい(仕事じゃなくて個人的な活動なんですけどね(^_^;))久しぶりの甲冑作成進捗状況報告です。

 

前回はここまでお伝えしていましたね。

 

 

地味な作業が圧倒的に多いので、「鉄板切り出して穴開けました!」とか「鋲で止めてみました!」みたいなお話ばかりでは面白くないと思い、ある程度進むまでブログをアップしていなかったのですが、実はすでに2領くらいは出来ているはずなのに、満足できなくて作り直したりもしているのです(T_T)

 

 

で、今日は胸板(むないた)を付けます。

 

胸板というのは、胸元から顎の下あたりの、胸の上端を守る波型の横長の板です。

 

 

この部分は時代によって少しずつ形が変わっています。

室町時代あたりまでは、基本的にこんな形でした。

 

 

ところが戦い方が激しくなって、体にフィットし動きやすく隙のない当世具足が生まれると、いろいろ不具合が出てきて、いろいろな形の胸板が開発されています。

 

こちらは前田利家公の有名な金箔押白糸素掛縅伊予札胴(きんぱくおししろいとすがけおどしいよざねどう)舌噛みそうだよ(^_^;)⬇

 

現在のように修理される前の写真のようですが、上端両端の山がほぼ平らになっています。

 

この形は隙間が多くなるのですが、両手で槍や刀を持った時など、両手を前に交差するような動きの時には、両端の山が脇の前に食い込まないので楽です。

 

 

秋田の佐竹義重公の甲冑は各部品どれもとても個性的な仕様ですが、胸板は山がほぼ切り取られていて、思いっきりの良さを感じますね。

 

 

ただ、こういう形の胸板は主に北陸以北が多いようで、同じ東北地方でも伊達政宗公の胸板は山がかなり高い上に、逆に切り立ってますよ。

 

 

ちなみに、下のタイプは、城壁など高いところから飛び降りた時に胴で顎を打ったりしないよう、縅糸で可動性を持たせていますが、

 

 

強い打撃や刺突攻撃を繰り出す槍隊や、鉄砲隊などが出現した結果、可動性より堅牢性が求められて、脅し下げではなく鋲止めにして完全固定するものが主流になりました。

 

外からこのように見えても実際にはぐらつかないように犬革でガッチリ止められていますので、クシャッとならずピンと立っているのです。

 

 

というわけでここは好みの問題、私はスタンダードな形のものが好きなので、こんな感じで、腕の当たりが柔らかい丸みのあるタイプをモデルに切り出して付けました。

 

端の部分を折り曲げて縁をつける細工については、昔は細長い銅板などを、縦に「U」字に折り曲げてかぶせる「覆輪」(ふくりん)が使われていたのですが・・・

 

 

手間がかかる上に、強度的な問題もありますので、槍などの武器が滑り込んだときにも確実にここで受け止められるよう、胸板本体の鉄板をひねり返して作るようになりました。

 

 

 

特に胸を槍で突かれた時に、槍の穂先が滑って喉元に滑り込まないよう、また着用者が前かがみになった時にも喉元に食い込まないように、胸板自体をひねり返しているものもあります。

 

たしかに鉄板本体を折り返したほうが凹まず強度も出るのですが、これは舶来の「南蛮胴」から生まれた工夫だそうです。

 

この縁の捻り返し部分の下のあたり、つまり胸板中央あたりを「鬼溜(おにだまり)」と呼ぶのですが、なぜ「鬼」がここに「溜」まっているのか意味不明。

 

 

おそらく元々はここを突かれると「鬼もだまる」急所であるため、それが伝えられるうちに変化して「鬼溜」になったものと思われます。

 

で、こんな感じになりました(^o^)

 

 

・・・あれ?

なんだか立挙(たてあげ:胸の部分)がちょっと高いような気がするなあ・・・

胸板も幅が大きすぎる。

 

・・・また作り直しかな(-_-;)

完成までの道は遠い!

 

めげずに頑張ります(^o^;)/

 

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author:坂東忠信, category:沖縄 鋼鉄の護国武人計画, 08:53
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